女性の身体の周期により、月経と次の月経の間におりものが出やすくなります。
そんな時におりものシートをつけるべきか気になっている人も多いのではないでしょうか。
調査によると、すでに女性の3人に2人がおりものシートを使っているとの結果が出ています。
この記事ではおりものシートをつけるメリットや使用する際の注意点について解説します。
【おりものシートはつける方が良いかつけない方が良いか】
毎日おりものシートをつけている人がいるかもしれませんが、おりものシートはおりものが排出されるタイミングでのみ着用がおすすめです。
具体的には月経前、月経明け、排卵時期で、それぞれ下記のようなおりものが排出されます。
・月経前:ドロッとした粘性のあるおりもの
・月経明け:経血の混ざった薄茶色のおりもの
・排卵時期:量も増えて卵の白身のようなおりもの
おりもので下着が濡れると不快であることや、量が多いと服に染み出す心配もあるため、おりもの排出時期にはおりものシートを使うと良いでしょう。
【おりものシートをつける2つのメリット】
おりものシートをつけるメリットは下記の2つあります。
・皮膚・臭いトラブルを避けられる
・ショーツを洗う手間が減る
それぞれ解説します。
(メリット1:皮膚・臭いトラブルを避けられる)
おりものがショーツについた状態でいると雑菌が繁殖しやすく、トラブルになる心配もあります。
また、生理前になるとおりものの臭いが強くなる傾向があるので、こまめに交換できるおりものシートを使うことで、清潔に保つことが出来ます。
(メリット2:ショーツを洗う手間が減る)
おりものの主成分はタンパク質です。時間が経つと酸化し、落ちにくい黄ばみ汚れになります。
汚れをきれいにするには専用洗剤を使い、ぬるま湯で手洗いが必要です。
おりものシートをつけることで、ショーツの手洗いの手間を減らせる上、ショーツをきれいに長持ちさせることができます。
【おりものシートをつけるときの注意点4つ】
おりものシートは通気性の低い素材が使われている場合が多いです。
長い時間ムレたままだと雑菌が繁殖し、かゆみ・ただれなどのトラブルが起こります。
ここでは、おりものシートをつけるときの注意点を4つご紹介します。
(注意点1:小まめに取り替える)
おりものシートに汚れがついたままで使い続けることは不衛生になり、おりものによるかぶれや炎症の心配もあります。
少なくとも1日に3回は交換するようにしましょう。
特に、トイレに流せるタイプのおりものシートであれば交換が簡単にできるのでおすすめです。
(注意点2:肌やショーツの相性に合わせたおりものシートを選ぶ)
おりものシートの素材によってはムレて肌がかぶれたり、痒みがでるなどのトラブルが起きることもあります。
一般の化繊素材の使い捨てのおりものシートが合わない場合は、コットン素材や布製のおりものシートなど自分に合う素材のものを選ぶとよいでしょう。
また、Tバックのときは専用のおりものシートを使うなど、ショーツのデザインに合わせておりものシートを変える必要があります。
(注意点3:通気性の良い服を着る)
おりものシートをつけると、デリケート部分の通気性が悪くなってしまいます。
湿気の多い梅雨から夏のシーズンは汗をかきやすく、冬場は防寒のためにタイツや厚手のインナーを重ね着しているため、ムレやすくなります。
汗やムレによるトラブルを防ぐため、できるだけ通気性のよい素材の服を選ぶようにしましょう。
(注意点4:タイトな服装の日や長時間自転車に乗るときは使用を避ける)
ピタピタのスキニージーンズのようなタイトな服装のとき、長時間自転車に乗るときはおりものシートの使用を控えましょう。
補正下着やガードルを着用するときも同じです。
肌へおりものシートが長時間密着し、擦れることでデリケートゾーンの粘膜を傷つけることがあるからです。