匂いは人に与える印象を大きく変化させていきます。
嫌な臭いが自分の身体からしてしまうとイメージダウンにもなってしまうと気にしている人は多いでしょう。
しかし実は体臭は食べ物によっても大きく変わってくると言われています。
そのため自分からよくないデリケートゾーンを含め体臭を感じるという場合は、食事の内容が原因であるという可能性もあります。
その原因を理解して、食生活を変えていくことによって自分の体臭を気にならない状態にもっていくようにこころがけてみましょう。
【動物性脂肪】
体臭の原因となる食べ物としてまず挙げられるのが、動物性脂肪です。
代表的なのが牛・豚・鶏肉などですが、ラードやバター、牛乳なども動物性脂肪です。
動物性脂肪が匂いの原因となってしまう大きな理由になっているのが飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸というのは、コレステロールや中性脂肪の素になってしまうもので、取りすぎると中性脂肪やコレステロールが体内で増えてしまいます。
それによって過酸化脂質の分泌量が増え、その過酸化脂質が加齢臭や頭皮・汗の臭い・ワキガなど代表的な体臭のい原因になってしまいます。
最近では食生活の変化もあって動物性脂肪を取りすぎている人が増えてきているので気を付けましょう。
【揚げ物やジャンクフード】
揚げ物やジャンクフードも原因となってしまいます。
体臭を抑えるためには、体の皮脂をできるかぎり酸化させないようにすることが重要です。
これは酸化した揚げ物などに使った後に酸化した油が、新しい油と比較すると匂いを感じるのと同じ原理です。
油が古くなってしまうと、過酸化物質が増えた状態になっています。
そのため酸化した油を含んでいるような食べ物を食べてしまうと、皮脂が酸化した状態が悪化してしまう可能性があります。
それを防ぐためには、できるだけ酸化した油を使った食べ物を摂取しないということが大切になってきます。
調理をする上でも新鮮な油を使用するということを意識しましょう。
【ニンニク】
料理の味わいに変化を与えるためによくつかわれるニンニクも注意が必要です。
調理のためにニンニクを切ると、その刺激でアリシンという物質が作られます。
アリシンは抗菌作用を持つ一方で、匂いの元になってしまう成分です。
ニンニクを調理して食べると息が臭くなる、とう原因になっているのもこのアリシンです。
胃でニンニクを消化した後、その匂いが口臭となって出てくることはありますが、大量に摂取した場合血液にも成分が取り込まれてしまい、血管を流れるうちに皮膚からも匂いが出てくることがあるのです。
ニンニクの一度の摂取量を抑え、どうしても食べたい時には体臭を抑えてくれるようなサプリメントなどを利用するのが良いでしょう。